「決断力」を以心伝心する

経営者のみなさまに「決断力」を以心伝心すること それが私の使命です

不動産投資においては「決断力」がその成否を左右します。

そして、企業の経営者は、不動産投資が経営の大きな支えとなることを期待しており、その決断の拠り所を欲していることを私はよく知っています。 なぜなら、私自身が企業の経営者であると同時に、不動産の投資家でもあるからです。

「売るか?」「売らないか?」
「買うか?」「買わないか?」
「貸すか?」「貸さないか?」
「借りるか?」「借りないか?」

経営者はつねに決断を迫られます。 一方で、世の中にはあらゆる誘惑があふれており、経営者の決断に揺さぶりをかけます。

その誘惑とは一体何か。

それは、環境、市況、噂、自尊心など、今この瞬間の状況です。

「このビルは、見た目がとても綺麗だ(これからも同じ状況が続くだろう)。だから買おう。」
「このビルの利回りはとても高い(これからも同じ状況が続くだろう)。だから買おう。」
「この土地に本社を構えることがステイタスだ(これからも同じ状況が続くだろう)。だからずっと所有しよう。」

このように、今目の前に見えているものが本当の姿であり、それが将来も続くであろうと錯覚する、つまり「時間」に誘惑されるのです。

しかし、昔の人はこう言い表しました。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり…」
世の中は絶えず変化し、たとえ今栄えている状況であっても、それがずっと続くとは限らない。

不動産もまた、時間の経過とともにその見た目や価値が変化し続けます。 見た目が綺麗なマンションは陳腐化し、利回りや地価も変動するのです。

それでは、経営者が「時間」に惑わされることなく、不動産投資による利益を継続して得るためにはどうすればよいか。

それは、時間に左右されない真眼をもって不動産を見極める力――「不動産の見極め力」を持つことです。 そうです、見極めるべきものは「価値」ではなく「時間」です。 表層的な時間の誘惑に揺らぐことのない不動産本来の姿、それは金融工学により短期的に導かれた数値では、とうていとらえることができないものなのです。

私は20年にわたり、不動産企業の経営者、また投資家として不動産と向き合い「不動産の見極め力」を培ってまいりました。 ある時は売る側の立場に、ある時は買う側の立場に、そしてまたある時は投資家の立場に立つことで。 そしてその中で、顧客に対して「できることはできる、できないことはできない」をはっきりと申し上げてまいりました。自分の成功体験や失敗体験から、顧客には大変な経験をさせたくない、絶対に成功してほしい、という強い思いを持っているためです。

この「不動産の見極め力」「顧客に立場に立てること」が私の強みであり、必ず経営者のみなさまのお役に立てるものであると自負しております。

「不動産の見極め力」「顧客に立場に立てること」を裏づけとした「決断力」を、決断に至る背景となった判断を教授した上で経営者のみなさまに以心伝心すること、そしてその結果、顧客企業に長期的かつ安全的な利益を継続してもたらすこと、これが私の使命であると考えています。

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